本事例は、石油ストーブの灯油タンクに使用される給油口カバーの加工事例です。材質にはPAを採用し、暖房機器向け部品として耐久性と実用性を兼ね備えた製品となっています。
従来、給油口周辺には金属部品が使用されることもありましたが、冬場には表面が冷たくなり、給油時に手で触れた際の不快感が課題となっていました。そこで本製品では、給油口カバーを樹脂化することで、金属特有の冷たさを軽減し、寒冷時でも扱いやすい仕様を実現しています。
また、製品カラーはいくつか候補があった中で、オレンジを採用して頂きました。ホームセンターなどの店頭販売時に視認性を高め、売場で目立ちやすくなるように、訴求力にも考慮した外観となっています。
成形面では、製品内側に配置された凸部形状を再現するため、内スライド機構を用いた金型構造を採用し、複雑な内側形状であっても高精度かつ安定した加工を行っています。

