本事例は、サインペンの先端部に使用されるインク供給用部品の樹脂成形加工事例です。製品サイズは①Φ8mm×25mm、②Φ8mm×40mmと小径部品で、材質にはPPを採用しています。文具および化粧品用途において、安定したインク供給性能が求められる重要な機能部品です。
本製品の最大の特長は、幅0.1mmという極めて微細なスリット形状を有している点です。このような微細形状は、樹脂の流動性や金型精度の影響を受けやすく、充填不良や寸法バラツキが発生しやすいという課題があります。
当社では、微細加工に対応した高精度金型の設計・製作に加え、成形条件の最適化を行うことで、スリット形状の安定再現を実現しました。樹脂の流動バランスや冷却条件を細かく調整することで、寸法精度と量産安定性を両立しています。
これにより、インク供給量の安定化と製品品質の向上に貢献しています。本事例は、微細形状を有する機能部品において、高精度かつ安定した量産を実現した樹脂成形加工の事例です。

