給湯器に使用される配管部品を、従来の金属加工品から樹脂成形品へ置き換えた事例です。部品サイズは160mm~250mmの長尺形状であり、寸法精度とシール性、ならびに十分な強度が求められる部品です。
材質には、耐熱性・耐薬品性に優れたPPS(耐衝撃タイプ、GF30%)を採用しました。金属代替として必要な機械的強度を確保しつつ、腐食対策や軽量化といった機能性向上を実現しています。
長尺部品の成形では、成形後の離型性や反り、バリの発生が課題となることが多く、特に「きれいに抜けない」ケースが多く発生します。本事例では、当社独自の金型冷却技術を用いることで反りを抑制し、安定した離型を実現しました。これにより、高度なシール性と高い寸法精度を両立しています。
また、PPSは転写性が課題となることがありますが、金型設計および成形条件を最適化することで、バリを最小限に抑えた成形を実現しています。
金属から樹脂への代替により、給湯器配管部品として求められる信頼性を確保しつつ、コストダウンと機能性向上を実現しています。

