暖房機器向け吸気口部品として使用される樹脂部品です。従来は樹脂メッシュを用いたインサート成形でしたが、微細メッシュ部を含めた一体成形をご提案しました。
材質はLDPEを採用し、吸気口部品のため、外形φ99、フィルター部は開き目0.5mm、線径0.5mmという高い開口率の仕様となっています。吸気口部品という用途上、バリやショートが発生しないようにする必要があり、金型設計および成形条件の最適化を行うことで、不良がなく、安定した成形品質を確保しています。
微細メッシュ部は特に、金型に品質不良の原因となるガスやヤニが付着・蓄積しやすいですが、当社では独自技術によって、金型のガス抜き機構部のガスやヤニを除去しています。
そのため、一般的には5~10万ショット程度とされる金型寿命(ガス抜き機構部の交換まで)に対し、本事例では200万ショットの金型耐久性を実現しています。
一体成形によるコストダウンだけでなく、ガス・ヤニの除去、バリ・ショート発生の防止など、成形不良の低減を行うことで、金型メンテナンス頻度の削減が可能となり、ランニングコストや加工コストの低減にも貢献しています。

