こちらは、医療分野で使用されるディスポーザブルクリップです。材質にはASを採用しています。
本製品は10×3mmという小さいサイズの製品です。使い捨てで使用される部品であることから、微細な形状を安定して成形する技術に加え、量産時のコストを可能な限り抑えることが求められました。そこで、当社にて品質とコストの両立に向けた施策を検討しました。
形状については2部品構成となっているため、組付け性を考慮し製品形状まで細かく提案しました。
材質については、透明性と剛性を備えながら比較的安価なAS材を採用しています。ディスポーザブル製品は使用のたびに交換されるため、1個あたりの単価が製品全体の採用可否を大きく左右しますが、材料選定の段階からコストを見据えることで、必要な機能を満たしながら経済性の高い製品を実現しました。
さらに、極小製品は樹脂の充填が不安定になりやすく、寸法のばらつきや欠肉が生じやすい特性がありますが、金型精度や成形条件を最適化することで、微細形状を安定して転写し、均一な成形品質を確保しました。
