こちらは、空調機器に使用されるフィルター枠のカバーです。材質にはAESを採用しています。
本製品は210mm×180mm×60mmのカバー形状で、2部品を合わせて内部にフィルターを保持する構造となっています。そのため、部品同士の嵌合精度が製品性能を左右する重要なポイントとなる一方、組み付け・取り外しのしやすさと、嵌合部の強度を両立させる必要がありました。そこで、当社にて双方を成立させる施策を検討しました。
嵌合部については、お客様のご要望を踏まえたうえで、当社より形状・寸法のご提案を実施しています。通常、嵌合を確実にするためにはめ合いを強くすると、着脱時の負荷が増して嵌合部のツメが破損するリスクが高まりますが、本製品ではツメ形状と嵌め合い寸法を最適化することで、組みやすく外しやすい操作性と、繰り返しの着脱に耐える構造を両立させました。
また、耐候性の観点からAES材を採用しています。AES材は面積の大きい平板形状で反りやヒケが生じやすい特性がありますが、金型精度や成形条件を最適化することで寸法変化を抑制し、安定した嵌合精度を確保しました。
