こちらは、産業機器向けに使用されるCリングです。材質にはPPSを採用しています。
本製品はサイズが小さく、取り数が8個と多いため、成形後のゲートカット・製品取り出し時のチャッキングが難しいという課題がありました。そこで、当社にて双方をスムーズに進める施策を検討しました。
ゲートカットについては、金型内でゲートカットを行う機構を採用しています。通常、射出成形品は金型から取り出した後にゲートカット工程が必要となりますが、本製品では金型内で自動的にゲート処理を完了させることで、後工程削減と生産効率向上を実現しました。また、チャッキングについては、吸着方式を採用することによって、製品取り出し工程の自動化を実現しました。
さらに、PPS材は流動性やガス発生の影響によりバリが発生しやすい特性がありますが、金型精度や成形条件を最適化することで、バリを抑制しながら安定した成形品質を確保しました。
